働き改革が看護師に与える影響とは

2018年6月に「働き方改革関連法」が成立し、2019年4月より順次施行されています。これにより、これまでになかった残業時間に関する法律上の制限が定められました。長時間労働を強いられる傾向にある看護師にとっては大きな変化です。また、業務間インターバルに関する努力義務も提言されました。これは交代制勤務の病院で働く看護師への影響が考えられます。プレゼンティーイズムの解消にも取り組んでおり、腰痛のリスクを減らすための情報を発信しています。

これまで多くの医療機関で連絡手段として利用されていたPHSは、まもなくサービスを終了します。それに伴い、医療現場ではスマホの導入が進んでいます。PHSよりも電話がつながりやすい点がメリットです。また、電子カルテと連動させることで業務時間の大幅な削減が可能となります。シフト作成のアプリを活用すれば、これまでのようにわざわざパソコンを開いてシフトを作成する必要がなくなります。おすすめのアプリも紹介しますので、ぜひ参考にしてください。

看護師を物のように扱い、使い潰すようなブラック病院に転職しないように、労働環境が劣悪である可能性が高い職場を見極めるコツを紹介します。人手が慢性的に足りていない職場は、求人情報に掲載している情報から見抜けます。また、面接時は面接官の口から出る言葉に注目してください。例えば、「残業はない」と言い切る場合は要注意です。なぜなら、患者さんの容体が急変する可能性のある医療現場において、残業が絶対にないことはあり得ないからです。