話題の「働き方改革」について詳しく解説!

働き方改革に対して現場の看護師が求めること

現場の看護師が求めること

世間では働き方改革が進められています。様々な施策を行っていますが、現場で働く看護師は具体的にどのような働き方改革を求めているのでしょうか。

現場の看護師が求めること
自由な働き方

自由な働き方

まず、多くの看護師が求めているのが「柔軟な働き方やシフト体制」です。女性が多いため、子育てなどの事情で限られた時間内でしか働くことができない人も少なくありません。そのため、日勤のみ・短時間勤務などの働き方がもっと増えてほしいと考える人が多いようです。また、8時間勤務でも9-17時のみではなく、変動制にしてほしいという意見もあります。40代以上になると親の介護をしながら働くケースもあるでしょう。個人のライフスタイルに合わせた、フレックスタイム制などの導入が求められています。若い世代だと、同年代の友達と予定を合わせづらいという悩みが多いようです。働く意欲はあるものの、勤務時間がネックになり諦めざるを得ない状況があります。

有給の取得について

有給の取得について

次に求められるのが「有給消化率の向上」です。看護師は忙しい仕事のため、残業が発生しやすいです。有給を取ることができればまだ頑張れるものの、それすら難しいのであれば働き続けられないと考える人が多いようです。すべての労働者が持つ権利のため絶対に有休を取れないわけではありませんが、人手不足を理由にためらってしまうのです。毎年ほとんど取得できずに消えていくだけなので、その分を買い取ってほしいという意見もあります。いつでも有給を取れるのがベストですが、現実的に難しいのであればそれに代わる待遇を用意してもらわないと納得がいかないというわけです。

長時間労働への不満

長時間労働への不満

「長時間労働の改善」も多くの現場で求められています。残業が多いことに加えて、時間外の勉強会や研修への参加を求められるため、余計に残業が多くなります。特に夜勤は勤務時間が長いので、もう少し考慮してほしいという意見が多いです。残業が多いと心身が疲弊します。その結果、業務にも悪影響を及ぼす可能性があります。医療事故などにつながる可能性があるため、一刻も早い改善が求められます。

処遇改善を求める声

処遇改善を求める声

「パート・アルバイトの処遇改善」を求める声が多く挙がっています。働ける時間が限られている看護師はパート・アルバイトとして働くことになりますが、患者さんの命を預かる責任の重さは正規雇用の看護師と変わりません。それなのにも関わらず、待遇に大きな差があることに納得がいかないという意見です。また、パートであっても育休や産休がほしいという声が多いです。待遇が良くなれば働く意欲が向上するだけではなく、QOL向上にもつながります。

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