働き方改革をしていないブラック病院を見極める

求人を探す際

求人を見た際に、「同じ求人がずっと出ている」場合は注意してください。業務拡大などの特別な事情がない限り、慢性的に看護師が不足している職場の可能性が高いです。定着率が悪く、劣悪な労働環境であることが予想されます。「アットホームな職場です」という文言を見かけますが、とりあえず書かれているだけのことも多いです。
また、「急募」「パート勤務大歓迎」など、とにかく人手が足りないことが見て分かるような求人もNGです。一斉に退職者が出たり、常に人手が足りていない何らかの問題がある職場である可能性が高いです。

面接時

面接時に注目したいのは、「こちらの質問に対する態度」です。残業時間や離職率、有給消化率などは働きやすい職場かどうかを見極めるための重要な情報です。しかし、これらの質問に対して言葉を濁したり、嫌な顔をされるような職場はブラック病院である可能性が高いです。
また、「嘘のデータを教えてくる」ところには絶対に転職しないでください。そんなところが本当にあるのか疑われるかもしれませんが、残念なことに嘘のデータを言う職場も存在します。平均年齢や同年代の人数などを面接前におさらいしておき、面接官の言っていることにズレがないかを確認しましょう。
「残業はない」と言い切る病院も気を付けましょう。患者さんの容体が急変すれば必ず対応しなければなりません。そのため、絶対に残業がないというのはあり得ません。入職させるための謳い文句である可能性が高いです。
面接の場で「即採用」を言い渡された場合は、すぐに決断せずに一旦持ち帰りましょう。しっかり選考せずにその場で合格を決めるということは、一刻も早く人手を求めている職場です。そのため、激務である可能性があります。
「職場見学を断られる」職場はかなり怪しいです。直接職場の雰囲気を確認できる職場見学は、転職を成功させるために必要不可欠です。恐らく、見られたらまずい事情があるのでしょう。

待遇面

「給料が高すぎる」職場は注意してください。給料を高くしなければ人材が定着しない理由があるからです。希望する地域の他の求人と比較して、あきらかに給料が高いところは注意です。
また、「年間休日数」にも注目しましょう。目安としては、年間120日以下で、4週8休以下になるところは危ないです。
意外に見落としがちなのが「各種手当の有無」です。基本給が高くても、手当がないことで手取り額が少なくなる可能性があります。
これ以外にも確認すべきポイントがいくつかありますので、詳しくは以下のサイトを参考にしてください。

ブラック病院を見極めるチェックリスト

こちらのサイトには、職場見学に行った際のチェックリストなどが掲載されています。